(1)テンプレート 噛む筋肉(咀嚼筋)を伸ばして体のストレスを解放する装置
(2)メインテナンス(定期的な手入れ)
(1)テンプレート 噛む筋肉(咀嚼筋)を伸ばして体のストレスを解放する装置
■テンプレート療法(平成22年改正)
【テンプレートの作用する部位】
脳(神経系のセンター)と頚椎(首の骨)に直接作用します。
【テンプレートの作用機序】
咬合挙上(噛み合わせを高くする)ことにより咀嚼筋を伸ばすことになり、
頭部の位置(上顎)が後方に移動し、頚椎への負担を軽減します。
あなたの歯の噛み合わせは以前に比較して噛み込み過ぎになってます。
(歯列接触癖 TCH:Tooth Contacting Habit)
その結果、顎関節の炎症、口の容積が減少し、気道が狭くなる。
さらに、首の骨の負担から不良姿勢が起こっています。
テンプレートは咀嚼筋を伸ばし(口の容積の拡大)、頚椎への負担を軽減します。
日本に紹介されて以来30年で約2万人の経過症例があります。
(「テンプレートの有効症例」は当院にて紹介します)
薬ではありませんので、副作用の心配はありません。
咀嚼筋の長さを変化させ脳神経に直接変化を与える装置が、テンプレートです。
※恩師 前原潔先生(テンプレート研究会代表・歯学博士)の文献より
■噛み合わせが全身に与える影響
症例ABとも
【治療前】
どちらの画像も頭位が前傾し、さらに体位が偏側に傾き、左右のバランスがくずれてきています。
【治療後】
頭の位地は戻り、姿勢が改善しています。体のストレスが解消されました。
(2)メインテナンス(定期的な手入れ)
■歯周疾患のメインテナンスについて
ですが、制度はなくなっても歯周疾患がなくなったわけではありません。
歯周疾患の再発を防ぐには、病状安定後の定期的な治療管理や指導が重要であることは言うまでもありません。
セルフケアや生活についての指導管理も継続的に行う事で歯周疾患の再発防止が期待できます。
最近では、PMTC(Professional Mechanical ToothCleaning)等、
プロフェッショナルケアによる定期的な管理の方法が広まっています。
まずは口輪筋のトレーニングから始めます。
継続管理内容は以下のとおりです。
・日常の清掃の指導
・日常の生活習慣の指導
・口腔内の超音波洗浄
・炎症患部の高周波治療
・歯周病の進行患部(4.0㎜以上の深いポケット)への特定薬剤の使用
・ポケットの洗浄
・歯肉マッサージ
・口腔ジェル(唾液の分泌の低下に対して)
通院回数は1〜2ヶ月に1回です。